春
ナシーラ様:クウシュ 「今年はあっという間だったね。」 何が?と言おうとして、察しのいい貴方は先に答えてくれた。 「・・・桜。」 そう言えば、そうだったかも。たいして考えてもなかった。 「いろいろ忙しくて僕とも会えなかった?」 寂しかった?私はクスクス笑うと、貴方はつまらそうな顔で、 「あー、はいはい、そーですよ。どーせ俺は寂しがり屋ですよー。」 こういう所が好きだから、貴方の頭を撫でてやった。するとニコっと笑って、 「実はこういう作戦だった。」 私はそのままバシリと軽く、頭をたたいた。
もう最初の一言目から作戦ははじまってたんだと思います。 春のあったかい季節にあったかく甘えるような感じに書きました。
西原アキミ様:Dream Maker 月の光に照らされた桜はとても美しくて、 妖狐はそれを見ながら、はう、とため息をつく。 「きれい…」 魔女はやんわりと風に揺られた髪をおさえながら、 「そうだね」 永い時を生きた彼女は寂しそうに微笑む。 「散ってゆくから、きれいだね」 妖狐には魔女の寂しさの理由がわからなかったが 「アシュレも、きれいですよ」 思ったことを素直に言葉にした。
春は出会いの季節でもあり、別れの季節でもある。 よいことだけではないけど、悪いことだけでもないんだよ…との気持ちを。
戻る